下手の道具調べ
読み方
へた の どうぐしらべ意味
技量の未熟な人ほど、仕事の出来不出来を自分の腕ではなく道具のせいにしたり、始める前から道具の良し悪しを細かく気にしたりする、という意味。実力不足をごまかして外的な条件にこだわる態度を戒めることわざ。由来
「下手」は技量が低い人、「道具調べ」は仕事に使う道具を点検したり吟味したりすること。職人仕事などで、腕のない者ほど道具に不満を言う様子をたとえた表現である。成立年・初出は不詳で、具体的な起源や時代は明確ではない。備考
人の未熟さを指摘する表現なので、直接相手に言うと失礼になりやすい。自戒や第三者への批評として使うのが比較的自然。例文
- 新しい包丁を買えば料理が上達すると思っているなら、下手の道具調べにならないよう、まず基本を練習したほうがいい。
- 彼はカメラの性能ばかり語るが、構図の勉強をしないので、まさに下手の道具調べだ。
- プレゼン資料がうまく作れない理由をソフトのせいにするのは、下手の道具調べと言われても仕方がない。
- 道具にこだわるのは悪くないが、練習をしないまま不満だけ言うのは下手の道具調べだ。
- 上司は『下手の道具調べにならないよう、まず自分の手順を見直しなさい』と助言した。
類義語
- 下手の道具立て
- 下手な職人は道具を責める
- 下手な者ほど道具を選ぶ
対義語
- 弘法筆を選ばず
- 能書筆を選ばず
- 名人は道具を選ばず