漢字辞典.com

下手の考え休むに似たり

読み方

へた の かんがえ は やすむ に にたり

意味

未熟な人があれこれ考えても、結局は良い案が出ず、時間をかけるだけで休んでいるのと同じだ、というたとえ。経験や知識が足りないまま思案しても成果が乏しいことを戒める。

由来

「下手の考え休むに似たり」は江戸期から見られる表現とされるが、成立の正確な年は不詳。芸事や職人仕事の世界で、腕前の低い者の思案は実際の上達・成果につながりにくいという経験則から広まったと考えられる。類形に「下手の思案休むに似たり」「下手の長談義」などがある。

備考

相手を「下手」と断じる響きがあり、面と向かって言うと失礼になりやすい。自戒や状況説明として用いるのが無難。単に休むことを否定する意味ではない。

例文

  • 設計で行き詰まっているなら、下手の考え休むに似たりだ。詳しい人に相談しよう。
  • 独学で悩み続けても下手の考え休むに似たり、まず基本書を一冊やり切れ。
  • 会議で結論が出ないのは、下手の考え休むに似たりで、前提データが足りないからだ。
  • 彼は完璧を求めて手が止まるが、下手の考え休むに似たりにならないよう、まず試作してみるべきだ。
  • 初心者が道具選びで何日も迷うのは下手の考え休むに似たり、店員に聞けば早い。

類義語

  • 下手の長談義
  • 下手の思案休むに似たり
  • 下手の考え休むに似たり

対義語

  • 急がば回れ
  • 善は急げ

このことわざに含まれる漢字