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三尺下がって師の影を踏まず

読み方

さんじゃく さがって し の かげ を ふまず

意味

弟子や教えを受ける者は、師を深く敬い、礼儀をわきまえて接するべきだという意味。師の後ろを歩くときは三尺ほど離れ、師の影さえ踏まないほど慎む、というたとえから、尊敬と謙虚な態度を説くことわざ。

由来

成立年は不詳。古代中国以来の儒教的な尊師・礼節の考え方を背景に、師の体の一部とも見なされた「影」を踏むことさえ無礼だとする発想から生まれたとされる。日本では寺子屋や藩校など師弟関係を重んじた江戸時代ごろには広く用いられたと考えられる。

備考

現代では師への敬意を表す比喩として使う。上下関係の絶対視や盲従を勧める言葉として受け取られないよう、文脈に注意が必要。

例文

  • 師匠に芸を教わる身なのだから、三尺下がって師の影を踏まずの心を忘れてはいけない。
  • 彼は有名な先生の前でも謙虚で、まさに三尺下がって師の影を踏まずという態度だった。
  • 三尺下がって師の影を踏まずと言うが、尊敬は盲従ではなく、感謝と礼儀をもって学ぶ姿勢だ。
  • 祖父はよく、先生に対しては三尺下がって師の影を踏まずの気持ちで接しなさいと教えてくれた。
  • 現代の学校では昔ほど厳格ではないが、三尺下がって師の影を踏まずという精神は今も大切にしたい。

類義語

  • 師を敬う
  • 師を尊ぶ
  • 師の影を踏まず
  • 七尺去って師の影を踏まず
  • 長幼の序

対義語

  • 師を侮る
  • 師を軽んずる
  • 礼を失する

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