三寸の舌に五尺の身を亡ぼす
読み方
さんずん の した に ごしゃく の み を ほろぼす意味
わずか三寸ほどの舌から出る言葉のために、五尺もある自分の身を滅ぼしてしまうという意味。軽率な発言、悪口、失言などが原因で、身を危うくしたり大きな損害を招いたりすることへの戒め。由来
正確な初出や成立年は不詳。尺貫法の「三寸」(約9センチ)と「五尺」(約150センチ)を対比し、小さな舌が大きな身体を滅ぼすという教訓を表したもの。中国由来の警句的発想を背景に、日本でも近世以前から用いられたとされる。備考
「亡ぼす」は「滅ぼす」とも書く。現代ではやや硬い表現で、日常会話よりも文章・教訓的な文脈で使われることが多い。例文
- 会議での不用意な一言が取引先の怒りを買い、まさに三寸の舌に五尺の身を亡ぼす結果となった。
- SNSでは軽い冗談のつもりでも炎上することがある。三寸の舌に五尺の身を亡ぼすと心得るべきだ。
- 彼は上司の悪口を本人の前で口にしてしまい、三寸の舌に五尺の身を亡ぼす羽目になった。
- 秘密を漏らしたせいで信用を失った彼女を見て、三寸の舌に五尺の身を亡ぼすとはこのことだと思った。
- 怒りに任せて言い返す前に、三寸の舌に五尺の身を亡ぼすという言葉を思い出しなさい。
類義語
- 口は災いの元
- 口は禍の門
- 舌は禍の根
- 多言は身を害す
- 物言えば唇寒し秋の風
対義語
- 沈黙は金
- 言わぬが花
- 雉も鳴かずば撃たれまい