七年の病に三年の艾を求む
読み方
しちねん の やまい に さんねん の もぐさ を もとむ意味
長年の病を治すために、三年も寝かせた艾をいざ探し始めてもすぐには手に入らないことから、必要になってから準備しても間に合わない、物事は前もって備えておくべきだというたとえ。手遅れの準備を戒める言葉。由来
中国戦国時代の思想書『孟子』離婁上(紀元前4〜3世紀頃)に見える「七年之病、求三年之艾」が典拠。長い病には三年乾かして熟成させた艾が効くとされ、それを病後に求めても遅いという故事に由来する。日本では漢文訓読を通じてことわざ化した。備考
「艾」は灸に用いるもぐさ。古風で書き言葉寄りの表現で、日常会話では「備えが遅い」「後の祭り」などと言い換えられることが多い。例文
- 災害が起きてから備蓄品を買いに走るのは、まさに七年の病に三年の艾を求むだ。
- 試験前夜に参考書を一から探すなんて、七年の病に三年の艾を求むと言うほかない。
- 資金繰りが悪化してから信用を築こうとしても、七年の病に三年の艾を求むで間に合わない。
- 健康診断で異常が出てから生活習慣を急に改めるより、七年の病に三年の艾を求むにならないよう日頃から気をつけたい。
- システム障害の後でバックアップ体制を考えるのは、七年の病に三年の艾を求むというものだ。
類義語
- 渇して井を穿つ
- 泥棒を捕らえて縄を綯う
- 盗人を捕らえて縄を綯う
- 戦を見て矢を矧ぐ
- 後の祭り
対義語
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖
- 濡れぬ先の傘
- 用意周到