一難去ってまた一難
読み方
いちなんさってまたいちなん
意味
一つの困難をようやく乗り越えたと思ったら、間もなくまた別の困難が起こること。災難や問題が次々と重なり、安心する暇がない状況をいう。
由来
「一難去ってまた一難」は古くから用いられてきた言い回しで、特定の出典(書名・作者)や成立年代ははっきりしない。江戸時代頃からの口語的表現として定着したとされるが、正確な初出年は不明。
備考
嘆きや苦労を述べるときに使う。やや口語的で、同情・共感の文脈に合う。皮肉や軽い愚痴としても用いられる。
例文
- やっと借金を返し終えたのに、今度は家の修理費だなんて、一難去ってまた一難だ。
- 試験が終わって安心したら、すぐ就活が始まる。まさに一難去ってまた一難。
- 病気が治ったと思ったら家族が倒れた。一難去ってまた一難で気が休まらない。
- トラブル対応が片付いた途端、別のクレームが来た。一難去ってまた一難だね。
- 雨漏りを直した翌日に台風が来るなんて、一難去ってまた一難とはこのことだ。
類義語
- 泣きっ面に蜂
- 弱り目に祟り目
- 踏んだり蹴ったり
- 一難去ってまた一難(同義反復)
- 多事多難
対義語
- 順風満帆
- 万事順調
- 一難去って万事休す(※対義としては弱い)