一寸の虫にも五分の魂
読み方
いっすん の むし にも ごぶ の たましい意味
どんなに小さく弱い者にも、相応の意地や誇り、考えがあるので、侮ったり粗末に扱ったりしてはならないという意味。立場の弱い人にも尊厳があることを戒める言葉。由来
「一寸」は約3センチ、「五分」はその半分の約1.5センチを表す昔の長さの単位。ごく小さい虫にも体の半分ほどの魂がある、というたとえから生まれた。正確な初出年は不明だが、江戸時代にはことわざとして広く用いられていたとされる。備考
相手を侮る態度への戒めとして使う。人に直接言うとやや上から目線に聞こえる場合があるため、文脈に注意。例文
- 新入社員だからといって意見を無視するのはよくない。一寸の虫にも五分の魂だ。
- 相手は小さな会社だが、一寸の虫にも五分の魂で、簡単には買収に応じなかった。
- 子ども扱いされた弟は、一寸の虫にも五分の魂とばかりに真剣に反論した。
- 弱いチームだと油断していたら負けてしまった。一寸の虫にも五分の魂ということだ。
- 彼を下に見るのはやめたほうがいい。一寸の虫にも五分の魂で、誇りを傷つけられれば黙っていない。
類義語
- 山椒は小粒でもぴりりと辛い
- 窮鼠猫を噛む
- 匹夫も志を奪うべからず
対義語
- 弱肉強食
- 長い物には巻かれろ
- 泣く子と地頭には勝てぬ