一升徳利に二升は入らぬ
読み方
いっしょうどっくり に にしょう は はいらぬ意味
一升しか入らない徳利に二升の酒は入れられないことから、物事にはそれぞれ容量や限界があり、それを超えたことは無理だという意味。能力・資金・時間などに見合わない要求や計画を戒めるときに使う。由来
「一升」は約1.8リットル、「徳利」は酒などを入れる容器。日常の酒器や度量衡をたとえにしたことわざで、成立時期は不詳。升や徳利が一般生活で広く使われた江戸時代以降に定着した表現と考えられる。備考
「無理をするな」「限界を見極めよ」という戒め。人に向けると能力不足を指摘する響きがあるため、言い方には注意が必要。例文
- 予算が百万円しかないのに二百万円の工事を頼むのは、一升徳利に二升は入らぬというものだ。
- 一日に十件も打ち合わせを入れたら回らないよ。一升徳利に二升は入らぬだ。
- 新人にいきなり全業務を任せるのは無理がある。一升徳利に二升は入らぬ。
- この小さな倉庫に全部の商品を置こうとしても、一升徳利に二升は入らぬよ。
- 能力以上の仕事を抱え込んで倒れては元も子もない。一升徳利に二升は入らぬと考えるべきだ。
類義語
- ない袖は振れぬ
- 身の程を知る
- 分相応
- 蟹は甲羅に似せて穴を掘る
対義語
- 大は小を兼ねる