やぶ蛇
読み方
やぶ を つついて へび を だす意味
余計なことをして、かえって自分に災い・面倒・不利益を招いてしまうこと。放っておけば問題にならなかったのに、わざわざ口を出したり詮索したりして、悪い結果を引き起こすたとえ。由来
藪(やぶ)を棒でつつくと、隠れていた蛇が出てきて噛まれるかもしれない、という身近な危険のたとえから生まれた。成立年代は明確ではないが、近世以前から口語的に用いられてきた表現とされる。備考
「やぶ蛇」は略形で、元は「藪をつついて蛇を出す」。軽い注意や自嘲として会話でよく使う。人を責めるより「自分が余計なことをした」文脈が自然。例文
- その噂は放っておけばよかったのに、上司に確認したせいで話が大きくなった。まさにやぶ蛇だ。
- 不倫の疑いを冗談で本人に振ったら本当だった。やぶ蛇になってしまった。
- 古い契約書を掘り返して問い合わせたら、追加の手続きが必要だと言われた。やぶ蛇だったな。
- 彼の過去を詮索するのはやめておけ。やぶ蛇になりかねない。
- 手直しのつもりで触ったら不具合が増えた。やぶ蛇だから元に戻そう。
類義語
- 藪をつついて蛇を出す
- 寝た子を起こす
- 触らぬ神に祟りなし
対義語
- 触らぬ神に祟りなし
- 君子危うきに近寄らず