漢字辞典.com

ぬかに釘

読み方

ぬかに くぎ

意味

ぬか(米ぬか)のように柔らかいものに釘を打っても手応えがなく、効き目がないことから、いくら言い聞かせたり働きかけたりしても、相手に全く効果がなく無駄に終わるたとえ。

由来

米ぬかは柔らかく崩れやすいため、そこへ釘を打っても固定できず意味がない、という日常的な比喩から生まれた。成立した正確な年や時代は不明だが、近世以降の口語的なたとえとして用いられてきたとされる。

備考

「糠に釘」と漢字で書く。相手の性格・態度が原因で効果がない場面に用いる。単に難しいというより「手応えがない/無駄」のニュアンスが強い。

例文

  • 何度注意しても聞く耳を持たない彼には、ぬかに釘だ。
  • 親がいくら勉強しろと言っても、子どもがその気でなければぬかに釘になる。
  • 規則を守らない人に丁寧に説明しても、結局ぬかに釘だった。
  • あの部署に改善案を出しても反応がなく、ぬかに釘で終わってしまう。
  • 感情的になっている相手を説得しようとしても、今はぬかに釘だよ。

類義語

  • 馬の耳に念仏
  • 暖簾に腕押し
  • 豆腐に鎹
  • 犬に論語
  • 柳に風

対義語

  • 石に立つ矢
  • 言えば響く
  • 一を聞いて十を知る

このことわざに含まれる漢字