ただより高いものはない
読み方
ただより たかい ものは ない意味
無料でもらえる物やサービスには、あとで義理を返したり、条件に縛られたり、質の悪さのために余計な手間や費用がかかったりすることがある、という戒め。目先の得に飛びつかず、見えない代償を考えよという意味。由来
初出は未詳。『ただ(只)』は「無料」の意で、それに『高い』を対置した逆説的な言い方。無料の品や好意にも、義理・条件・後日の負担が伴えば結果的に高くつく、という生活感覚から生まれたと考えられる。成立時期ははっきりしないが、近世の商取引が盛んになった江戸時代(17〜19世紀)には広く通用していたとされる。備考
『ただ』は「無料」の意。金銭だけでなく、義理・時間・手間・心理的負担など見えない代償にもいう。広告の「無料」「お試し」を警戒する文脈でもよく使う。例文
- 無料体験に申し込んだら自動更新で高くつき、ただより高いものはないと痛感した。
- タダでもらった古いパソコンは修理代がかさんで、まさにただより高いものはない。
- うまい話ほど条件をよく読めよ。ただより高いものはないと言うだろう。
- 知人の好意で仕事を頼まれたが、お礼や付き合いを考えると、ただより高いものはないと思う。
- 無料招待のイベントに行ったら長時間の勧誘を受け、ただより高いものはないと感じた。
類義語
- 安物買いの銭失い
- うまい話には裏がある
- 甘い話には裏がある
対義語
- 濡れ手で粟
- 棚からぼた餅