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そばの花も一盛り

読み方

そば の はな も ひとさかり

意味

目立たず美しいとは言いにくい蕎麦の花にも、いちばん見ごろの時期があるように、どんな人や物にも一時は盛りとなる時期があるというたとえ。特に、容姿が平凡な人にも若く魅力的に見える時期がある、という意味で用いられる。

由来

蕎麦は白く小さな花を一面に咲かせる作物で、派手な花ではないが開花期にはそれなりの美しさがあることから生まれた言い回し。農村生活に根ざすたとえで、成立年代は不詳。江戸時代以降の俗諺として広まったと考えられるが、正確な初出年は未詳。

備考

人の容姿、とくに女性の若さを評する文脈では古風で失礼に聞こえることがある。現代では物事の一時的な盛りを述べる用法の方が無難。

例文

  • 祖母は写真を見ながら、「そばの花も一盛りで、私にもこんな時代があったのよ」と笑った。
  • 地味な作品だと思っていたが、発表から十年たって急に評価され、そばの花も一盛りだと感じた。
  • 彼女は若いころの話になると、そばの花も一盛りと言って照れくさそうにする。
  • 無名の店でも、テレビで紹介された今週だけは大行列で、まさにそばの花も一盛りだ。
  • 新人時代は目立たなかった彼にも、そばの花も一盛りで脚光を浴びる時期が来た。

類義語

  • 鬼も十八、番茶も出花
  • 娘十八、番茶も出花
  • 誰にも花の時がある

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