いざ鎌倉
読み方
いざ かまくら意味
一大事や非常事態が起こったとき、ただちに駆けつけて行動する場面や、そのような決戦・本番の時をいう。もとは主君に危急の事態があれば鎌倉へ馳せ参じることを指し、今では「いざという時」「ここ一番」の意味で比喩的に使う。由来
鎌倉時代、幕府の本拠地である鎌倉に将軍家の一大事が起これば、御家人はすぐに鎌倉へ馳せ参じるべきだとされたことに由来する。成立は鎌倉時代初期、12世紀末から13世紀ごろと考えられる。中世の武家社会の緊張感を背景に広まり、後に一般的な比喩表現として定着した。備考
現代では実際に鎌倉へ行く意味ではなく、ほとんどが比喩。「いざ鎌倉という時」「いざ鎌倉だ」の形で、危急時・本番・勝負どころを表す。やや古風な言い回し。例文
- 災害への備えを怠ると、いざ鎌倉という時に何もできない。
- 決勝戦は、彼にとってまさにいざ鎌倉の大舞台だった。
- 普段から連絡網を整えておけば、いざ鎌倉という時にも落ち着いて動ける。
- 社長は重大なトラブルの知らせを聞くと、いざ鎌倉だとばかりに会社へ向かった。
- 訓練を軽んじていると、いざ鎌倉の場面で実力を発揮できない。
類義語
- いざという時
- ここ一番
- 一朝有事
- 非常の際
対義語
- 平時
- 平穏無事
- 太平無事