鶴の一声
読み方
つるのひとこえ
意味
多くの人があれこれ議論していても、権力や地位の高い人のひと言で結論が決まってしまうこと。また、その決定力のあるひと言。上位者の発言が絶対的に影響する状況をいう。
由来
由来は諸説あり、確かな成立年代は不明。一般には、鶴がひと声鳴くと周囲が静まり、その声が際立つというイメージから、会議などで権威ある人物の発言が決定打になることを「鶴の一声」とたとえたものとされる。近世以降に広まったといわれる。
備考
権威者の一言で決まる状況を表し、やや批判的・皮肉な含みで使われることが多い。会議や組織の意思決定の文脈でよく用いる。
例文
- 役員会で意見が割れていたが、社長の鶴の一声で方針が決まった。
- 現場は反対していたのに、本部長の鶴の一声で計画が強行された。
- 最終判断は部長の鶴の一声に左右されがちだ。
- 審査は難航したが、審査委員長の鶴の一声で受賞者が決定した。
- 彼は鶴の一声を期待して上司に直談判した。
類義語
- 天の声
- 上の一言
- 鶴の一声で決まる
- 一声で決まる
- トップダウン
対義語
- 衆議に従う
- 合議で決める
- 多数決に従う