鳶が鷹を生む
読み方
とびがたかをうむ
意味
平凡な親(鳶)の子から、すぐれた子(鷹)が生まれること。親の能力や身分に似ず、子が才能に恵まれて立派になるたとえ。転じて、ありふれた環境から傑出した人物が出ることもいう。
由来
鳶(とび)は身近で小さめの猛禽、鷹(たか)は狩りに用いられる高貴で優れた鳥とされ、その対比から生まれた比喩。成立年代は明確ではないが、江戸時代には諺として用いられていたとされる。
備考
親子の能力差を述べるが、親を「鳶」として下げる響きがあるため、相手や場面に配慮して使う。子をほめる文脈で用いるのが一般的。
例文
- 彼は農家の出身だが研究者として大成した。まさに鳶が鷹を生むだ。
- 兄弟は皆ふつうなのに、末っ子だけ全国レベルの選手とは、鳶が鷹を生むだね。
- あの新人の発想力には驚いた。鳶が鷹を生むとはこのことだ。
- 親の学歴だけで子の将来を決めつけるな。鳶が鷹を生む例はいくらでもある。
- 地味な町工場から世界的企業が育ったのは、鳶が鷹を生むような話だ。
類義語
- 鳶の子が鷹になる
- 凡人から非凡が出る
- 親に似ず子が優れる
対義語
- 蛙の子は蛙
- 瓜の蔓に茄子はならぬ