鳴かぬなら殺してしまえ時鳥
読み方
なかぬならころしてしまえほととぎす
意味
思いどおりにならない相手や物事に対して、待ったり工夫したりせず、力で排除してしまおうとする苛烈で短気な態度をたとえる言葉。一般に、織田信長の性格(苛烈・強引)を象徴する句として引かれ、批判的・皮肉な文脈で用いられることが多い。
由来
戦国時代の武将・織田信長の気質を表す句として広く知られる。「鳴かぬなら…時鳥(ほととぎす)」の三句は、信長・豊臣秀吉・徳川家康を対比して性格を描く趣向のもの。成立時期は戦国当時の一次史料に明確でなく、江戸時代以降に広まったとされるが、正確な成立年は不詳。
備考
信長・秀吉・家康を対比する三句の一つ。実際に「殺す」意図で使うより、強引・苛烈な姿勢を皮肉る比喩として用いられることが多い。
例文
- 交渉が難航すると、彼は『鳴かぬなら殺してしまえ時鳥』式に相手を切って捨てようとする。
- 部下の意見を聞かずに排除するのは、鳴かぬなら殺してしまえ時鳥だ。
- ルールを守らない参加者を即追放する運営方針は、鳴かぬなら殺してしまえ時鳥に見えかねない。
- 結果が出ないからといって全部やり直すのは、鳴かぬなら殺してしまえ時鳥の発想だよ。
- 彼の強引な改革は『鳴かぬなら殺してしまえ時鳥』と揶揄された。
類義語
- 短気は損気
- 短慮
- 性急
- 力ずく
- 強硬手段
対義語
- 鳴かぬなら鳴くまで待とう時鳥
- 鳴かぬなら鳴かせてみよう時鳥