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鬼の霍乱

読み方

おにのかくらん

意味

ふだんは非常に丈夫で強い人、またはめったに失敗しない人が、珍しく病気になったり調子を崩したりすることのたとえ。強者の意外な弱り方を言う。

由来

「霍乱(かくらん)」は古語で、急に起こる激しい腹痛・嘔吐・下痢などを伴う急病(疫病)を指す語。強いはずの「鬼」がその霍乱にかかるという意外性から生まれた。成立年代は明確ではないが、江戸時代には用例が見られるとされる。

備考

「霍乱」は現代ではあまり使わない語で、意味を知らないと伝わりにくい。主に「強い人の珍しい不調・失敗」をややユーモラスに言う。相手をからかい過ぎない配慮が必要。

例文

  • あの鉄人が風邪で休むなんて、まさに鬼の霍乱だ。
  • 部長が会議で言い間違えるとは、鬼の霍乱ですね。
  • 普段は遅刻しない彼が寝坊とは、鬼の霍乱だよ。
  • 鬼の霍乱で体調を崩したけど、今日はもう回復した。
  • 連勝中のチームが最下位に負けるなんて、鬼の霍乱だ。

類義語

  • 弘法も筆の誤り
  • 猿も木から落ちる
  • 河童の川流れ
  • 上手の手から水が漏る

対義語

  • 病は気から
  • 元気溌剌

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