鬼に金棒
読み方
おににかなぼう
意味
強い者がさらに有利な条件や強力な武器・援助を得て、いっそう手がつけられないほど強くなることのたとえ。もともと強い人に強みが加わり、勝ち目がなくなる状況にもいう。
由来
鬼は日本の民間伝承で怪力の象徴で、金棒(かなぼう)は武器。怪力の鬼が金棒を持てば最強になるという発想から生まれた。成立年代は特定できないが、江戸時代には既に用例が見られるとされる。
備考
「強者がさらに強くなる」肯定的にも、相手にとって脅威になるという否定的にも使う。人物・組織・状況いずれにも用いられる。
例文
- 彼は元々営業が強いのに、最新の分析ツールまで導入した。まさに鬼に金棒だ。
- 資金力のある企業が有名ブランドを買収したら、鬼に金棒で競争相手は太刀打ちできない。
- 経験豊富な監督にスター選手が加わり、チームは鬼に金棒の布陣になった。
- 語学が得意な彼女が海外赴任になったのは鬼に金棒で、成果が期待できる。
- 彼は腕力があるうえに剣術も習い始めた。鬼に金棒とはこのことだ。
類義語
- 虎に翼
- 弁慶に薙刀
- 釈迦に説法
対義語
- 鬼に木の棒
- 泣きっ面に蜂
- 弱り目に祟り目