髪結いの亭主
読み方
かみゆい の ていしゅ意味
妻に生活を支えてもらい、自分はあまり働かずに気楽に暮らしている夫のたとえ。転じて、女性の稼ぎや活躍に頼っている男を、皮肉や軽い軽蔑を込めていう表現。由来
江戸時代、髪結いは町の女性が収入を得られる代表的な仕事の一つだった。妻が髪結いとして家計を支え、その夫が十分に働かずぶらぶらしている例をからかって生まれた言い方とされる。正確な初出年は不詳だが、近世後期(18〜19世紀)には成立していたと考えられる。備考
江戸期の性別役割を前提にした古い言い方。現代では女性の稼ぎに頼る男性を見下す響きが強く、冗談でも不快感を与えやすいので使用には注意。例文
- あの人は店を切り盛りする奥さんに食べさせてもらっていて、まるで髪結いの亭主だ。
- 妻の美容室が繁盛してから、彼は髪結いの亭主を決め込んで昼間から家にいる。
- 昔の小説には、髪結いの亭主のような男が怠け者の象徴としてよく出てくる。
- 彼を髪結いの亭主呼ばわりするのは失礼だが、実際かなり妻の収入に頼っている。
- 今の時代に髪結いの亭主という表現を使うと、古い価値観だと受け取られることもある。
類義語
- 女房のすねかじり
- ひも
- 穀潰し
対義語
- 一家の大黒柱
- 甲斐性のある男
- 働き者の亭主