飼い犬に手を噛まれる
読み方
かいいぬ に て を かまれる意味
ふだんから世話をし、目をかけてきた相手や信頼していた身内・部下などから、裏切られたり害を受けたりすること。恩を受けた側が、その恩人に対してひどい仕打ちをする場合にいう。由来
由来は、飼い主に養われている犬が、本来なら懐いているはずなのに飼い主の手を噛むという身近な状況のたとえ。成立時期や初出年は不詳だが、近世以降に広く用いられるようになった表現とされる。備考
実際の犬を責める表現ではなく、人間関係での裏切りをたとえる。強い失望や非難を含むため、相手に直接使うときは注意が必要。例文
- 長年面倒を見てきた後輩に企画を横取りされ、まさに飼い犬に手を噛まれる思いだった。
- 信頼して金庫の鍵を預けた社員が横領していたとは、飼い犬に手を噛まれるとはこのことだ。
- 親身になって相談に乗っていた友人に悪口を言いふらされ、飼い犬に手を噛まれた気分だ。
- 彼を幹部に引き上げた社長は、独立して顧客を奪われ、飼い犬に手を噛まれた。
- 世話になった先生を非難するなんて、飼い犬に手を噛まれるような話だ。
類義語
- 恩を仇で返す
- 後足で砂をかける
- 庇を貸して母屋を取られる
- 恩知らず
対義語
- 恩に報いる
- 恩返しをする
- 犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ