雀の千声鶴の一声
読み方
すずめ の せんこえ つる の ひとこえ意味
価値の低い意見がいくら多く集まっても、すぐれた人や権威ある人の一言には及ばないということ。多人数の騒がしい発言より、実力や見識のある人の一言が物事を決める力を持つ、というたとえ。由来
成立時期は不詳。昔から身近で騒がしく鳴く雀と、長寿・高貴の象徴とされた鶴を対比し、「雀の千の鳴き声より鶴の一声がまさる」と表したたとえに由来する。江戸期以前からの俚諺と考えられるが、初出年は明確でない。備考
権威や実力を重んじる文脈で使う。多数意見を軽んじる響きがあるため、民主的な場面ではやや批判的・皮肉にも聞こえる。例文
- 会議では意見がまとまらなかったが、社長の判断で一気に方針が決まり、まさに雀の千声鶴の一声だった。
- 新人たちが何時間も議論した案より、ベテラン職人の一言のほうが核心を突いていて、雀の千声鶴の一声だと感じた。
- 専門家の短いコメントで世論が動いたのを見ると、雀の千声鶴の一声という言葉を思い出す。
- 部員全員が反対していた計画も、監督の一声で実行が決まった。雀の千声鶴の一声とはこのことだ。
- ただ声が大きいだけの多数意見に流されず、雀の千声鶴の一声となるような確かな見解を聞きたい。
類義語
- 鶴の一声
- 賢者の一言
- 一言千金
対義語
- 三人寄れば文殊の知恵
- 衆知を集める
- 数は力なり