長病みに孝子なし
読み方
ながやみ に こうし なし意味
どれほど親孝行な子でも、親の病気が長く続いて看病の負担が重くなると、しだいに献身的に世話をし続けることが難しくなるという意味。人の情や善意にも限界があること、長期の介護の厳しさをいう。由来
中国古来の成句「久病床前無孝子」に由来するとされる。日本でいつ定着したかは未詳だが、江戸時代以降のことわざ集などに類似表現が見られる。長い病床のそばでは孝行な子も耐えきれなくなる、という経験則から生まれた言葉。備考
介護者を責める言葉ではなく、長期介護の負担の大きさを表すことが多い。病人や家族に直接言うと冷たく響くため注意。例文
- 祖父の介護が十年続き、家族全員が疲れ果てた様子を見ると、長病みに孝子なしという言葉の重さを感じる。
- 最初は毎日見舞いに来ていた息子も、病状が長引くにつれて足が遠のき、長病みに孝子なしと言われた。
- 長病みに孝子なしにならないよう、介護を一人に任せず、周囲で支える仕組みが必要だ。
- 彼女は母の看病を続けているが、長病みに孝子なしというから、無理をしすぎないでほしい。
- 長病みに孝子なしとはいえ、父は最後まで祖母の世話を投げ出さなかった。
類義語
- 久病に孝子なし
- 長患いに孝子なし
- 長病に孝子なし