金と塵は積もるほど汚い
読み方
かね と ちり は つもる ほど きたない意味
金銭も塵も、たまればたまるほど汚らしくなるということ。財産をため込むことが、貪欲さや不正、執着を生み、人の心や世間の見方を汚す場合がある、という戒めや皮肉を表す。由来
塵は積もるほど不潔になるという日常的な観察に、金をため込むことへの道徳的批判を重ねた俗諺。金銭を卑しむ価値観や蓄財への戒めが背景にある。成立年代・初出は不詳だが、近世以降に広まった言い回しと考えられる。備考
金銭そのものより、蓄財への執着や不正を皮肉る表現。やや古風で教訓的な響きがあり、日常会話では頻出ではない。例文
- 彼は財産を増やすほど周囲を疑うようになり、まさに金と塵は積もるほど汚いと思わされた。
- 寄付を一切せず、抜け道ばかり探して蓄財する姿を見ると、金と塵は積もるほど汚いという言葉が浮かぶ。
- 会社が利益をため込む一方で従業員を大切にしないなら、金と塵は積もるほど汚いと言われても仕方がない。
- 大金を手にした途端に友人を見下すようになった彼に、祖父は金と塵は積もるほど汚いと戒めた。
- 金を持つこと自体が悪いのではないが、欲に支配されれば金と塵は積もるほど汚いという結果になる。
類義語
- 金は諸悪の根源
- 金が敵
- 金の切れ目が縁の切れ目
- 欲に目がくらむ
対義語
- 金は天下の回り物
- 金は身の助け
- 地獄の沙汰も金次第