釈迦に説法
読み方
しゃかにせっぽう
意味
その道の大家・よく知っている人に、改めて教えたり説いたりすること。相手にとっては当たり前で、余計なお世話になったり、見当違いで気まずくなったりするという含みで使う。
由来
仏教の開祖である釈迦(しゃか)に対して仏法を説く、という字義から。仏法の最高の理解者に説いても無意味だというたとえで、中世以降の仏教文化の中で用いられるようになったとされるが、成立年代の特定は不詳。
備考
相手の能力を認めつつ「言うまでもない」意を表す。自分の発言をへりくだって前置きする用法も多い。やや皮肉に響く場合があるので場面に注意。
例文
- 仏教史に詳しい先生に基本を説明するなんて、釈迦に説法だった。
- プロの料理人に包丁の使い方を語るのは釈迦に説法だよ。
- 彼はその分野の第一人者だから、今さら注意しても釈迦に説法になりかねない。
- 経験豊富な先輩に段取りを教えるのは釈迦に説法だと思い、口をつぐんだ。
- 釈迦に説法かもしれませんが、念のため手順を確認しておきます。
類義語
- 釈迦に経
- 孔子に論語
- 河童に水練
- 達人に芸を教える
- 専門家に講釈
対義語
- 門前の小僧習わぬ経を読む(の逆の状況)