遠くて近きは男女の仲
読み方
とおくて ちかき は だんじょ の なか意味
男女の縁や恋愛関係は、一見遠く隔たっていて結ばれそうに見えなくても、きっかけ次第で思いがけず近づき、親密な仲になりやすいものだという意味。恋愛の成り行きの予測しにくさを表す。由来
平安中期、清少納言『枕草子』(成立は996〜1008年頃)の類聚章段「遠くて近きもの」にある「極楽。舟の道。人の仲(男女の仲)」という発想に由来するとされる。現在の定型は江戸時代のいろはかるたなどで広まったと考えられる。備考
古風な言い回しで、日常会話より文章・解説で使われやすい。現代では異性愛に限定せず「恋愛関係一般」の比喩として扱う場合もある。例文
- 海外勤務で疎遠になると思っていた二人が婚約したとは、まさに遠くて近きは男女の仲だ。
- 学生時代はほとんど話さなかったのに同窓会で急接近するなんて、遠くて近きは男女の仲というものだ。
- 部署も勤務地も違うのに交際が始まったらしい。遠くて近きは男女の仲だね。
- 最初は互いに苦手だと言っていた二人が結婚するとは、遠くて近きは男女の仲を地で行く話だ。
- 遠距離だから続かないと周囲は思っていたが、遠くて近きは男女の仲で、二人の絆はかえって深まった。
類義語
- 男女の仲は遠くて近い
- 逢うは別れの始め
対義語
- 近くて遠きは田舎の道