逃がした魚は大きい
読み方
にがしたさかなはおおきい
意味
いったん手に入れかけたものや、手に入るはずだったものを逃してしまうと、実際以上に価値が大きく思えたり、惜しさや後悔が強くなったりするというたとえ。失った後に理想化してしまう心理を表す。
由来
漁で取り逃がした魚は、悔しさから「もっと大きかったはずだ」と感じやすいことに由来するたとえ。成立した正確な年代は不明だが、近世以降の口語的なことわざとして広く定着したとされる。
備考
「逃した魚は大きかった」と過去形でも言う。実際の価値より主観的に大きく見えることを指し、恋愛・仕事・勝負など幅広く用いる。
例文
- 内定を辞退した会社の条件を聞いて、逃がした魚は大きいと後悔した。
- 最後の一手で勝ちを逃して、逃がした魚は大きい気分だ。
- 別れた恋人の良いところばかり思い出して、逃がした魚は大きいになっている。
- 契約直前で他社に取られた案件ほど、逃がした魚は大きいと思ってしまう。
- 買うか迷って見送った限定品が高騰していて、逃がした魚は大きいと痛感した。
類義語
- 逃した魚は大きい
- 失って初めてその価値がわかる
- 後悔先に立たず
- 覆水盆に返らず
対義語
- 捕らぬ狸の皮算用(対義的に「得る前に期待する」側)
- 手中に収める
- 確実に手に入れる