起きて半畳寝て一畳天下取っても二合半
読み方
おきて はんじょう ねて いちじょう てんか とっても にごうはん意味
人が実際に必要とする場所や食べ物はごくわずかで、どれほど権力や富を得ても限度があるという意味。過度な欲を戒め、身の丈を知って満足することの大切さを説くことわざ。由来
正確な初出や作者は不明。畳の広さや米の量で生活を表す感覚が庶民に身近だった江戸時代(17〜19世紀ごろ)に広まったとされる。起きている時は半畳、寝る時は一畳、天下を取っても食べる米は二合半ほど、という実感に基づく表現。備考
「起きて半畳寝て一畳」だけでも使う。清貧を強要する言葉ではなく、欲張りすぎへの戒めとして用いられる。例文
- 豪邸を建てても一人で使う部屋は限られている。起きて半畳寝て一畳天下取っても二合半だよ。
- 出世ばかり追いかけて体を壊しては意味がない。起きて半畳寝て一畳天下取っても二合半というものだ。
- 彼は大金を得た後も質素に暮らし、起きて半畳寝て一畳天下取っても二合半を地で行っている。
- もっと広い家が欲しいと言うけれど、起きて半畳寝て一畳天下取っても二合半、今の暮らしで十分ではないか。
- 経営者になってからも、起きて半畳寝て一畳天下取っても二合半の気持ちを忘れず、社員に利益を還元している。
類義語
- 起きて半畳寝て一畳
- 足るを知る者は富む
- 吾唯足知
- 分相応を知る
- 千石万石も米五合
対義語
- 欲にきりなし
- 欲には限りがない
- 貪欲は身を滅ぼす