貧乏は達者の基
読み方
びんぼう は たっしゃ の もと意味
貧しい暮らしでは、ぜいたくな食事や遊興にふける余裕がなく、自然に粗食になり、体を動かして働くことも多いため、かえって健康でいられるということ。貧乏を前向きにとらえたり、自分を慰めたりするときにも使う。由来
正確な成立時期や出典は不詳。江戸時代ごろから庶民の生活経験に基づく教訓的なことわざとして広まったと考えられる。ぜいたくな生活は病気を招きやすく、貧しい生活では粗食・勤労になりやすいという観察から生まれた表現。備考
やや古風な言い方。貧困を美化していると受け取られる場合もあるため、他人の苦境に向けて使うと失礼になりやすい。自嘲・慰めとして使うのが無難。例文
- 高級な料理は食べられないが、毎日歩いて自炊しているから、貧乏は達者の基というものだ。
- 祖父は若いころ苦労したそうだが、八十を過ぎても元気で、まさに貧乏は達者の基だと言っている。
- 給料日前で外食を控えていたら体重が減った。貧乏は達者の基とはよく言ったものだ。
- 彼は冗談めかして、金はないけれど病気もしない、貧乏は達者の基だよと笑った。
- ぜいたく三昧の生活より、質素に働く暮らしのほうが体にいいのかもしれない。貧乏は達者の基だ。
類義語
- 貧は達者の基
- 貧乏は健康のもと
- 粗食は長寿のもと
- 腹八分目に医者いらず
対義語
- 貧すれば鈍する
- 衣食足りて礼節を知る