負けるが勝ち
読み方
まけるがかち
意味
目先の勝ち負けにこだわらず、あえて争いを避けて引いたり譲ったりするほうが、結果として有利になったり大きな利益を得たりするということ。無理に勝とうとして損を招くより、退く判断が最終的な「勝ち」につながる。
由来
由来は明確な出典が特定しにくく、成立年代も不詳。近世以降の口語的なことわざとして広く用いられ、勝負事や人間関係で「引くが得策」という経験則を端的に表した表現として定着したとされる。
備考
「本当に負けてよい」という意味ではなく、長期的な利益や安全を優先して退く判断を勧める。勝負の場面より、口論・交渉・対人関係でよく使う。
例文
- 言い争いになりそうだったので、負けるが勝ちと思ってこちらが引いた。
- その取引は条件が悪い。負けるが勝ちで今回は見送ろう。
- 子どものけんかは負けるが勝ちだよ、相手にしないのが一番。
- 相手の挑発に乗らず、負けるが勝ちで冷静に対応した。
- 短期的には損に見えても、負けるが勝ちで譲ったほうが後で信頼が残る。
類義語
- 損して得取れ
- 急がば回れ
- 一歩退いて二歩進む
対義語
- 勝てば官軍
- 勝って兜の緒を締めよ