親父の小言と冷酒は後で効く
読み方
おやじ の こごと と ひやざけ は あと で きく意味
父親や目上の人の注意・忠告は、その場ではうるさく感じたり価値が分からなかったりするが、時間がたってからありがたさや正しさが身にしみて分かる、というたとえ。冷や酒が飲んだ直後より後になって酔いが回ることにたとえる。由来
正確な初出・成立年は不詳。冷や酒は飲んだ時より後から酔いが回るという経験則と、父親の小言が後年になって教訓として効いてくることを結び付けた口承のことわざ。近世、遅くとも江戸時代以降の生活感覚から生まれたと考えられる。備考
「親の意見と冷や酒は後で効く」とも言う。「親父」は口語的で古風な響きがあり、現代では父に限らず親や年長者の忠告全般に用いられる。例文
- 学生時代は父の説教が嫌だったが、社会に出てから「親父の小言と冷酒は後で効く」と実感した。
- 上司の厳しい指摘も、今思えば親父の小言と冷酒は後で効くというものだった。
- 貯金しておけと言われた時は聞き流したが、失業して初めて親父の小言と冷酒は後で効くと分かった。
- 健康管理について母に何度も注意されたが、入院してから親父の小言と冷酒は後で効くと思い知った。
- 若い社員には煙たがられても、親父の小言と冷酒は後で効くと信じて、基本を丁寧に教えている。
類義語
- 親の意見と冷や酒は後で効く
- 親の意見と茄子の花は千に一つも無駄はない
- 良薬は口に苦し
- 忠言耳に逆らう