見ぬが仏
読み方
みぬ が ほとけ意味
見たり知ったりしなければ、腹が立ったり失望したりせず、心穏やかでいられるということ。相手の欠点や不都合な事実は、あえて見ないほうが幸せな場合もある、というたとえ。由来
成立した正確な時期は未詳ですが、近世、遅くとも江戸時代には広く用いられていたと考えられます。相手の欠点や嫌な現実を見れば心が乱れるが、見なければ煩わされずに済むという発想を、煩悩を離れた存在である「仏」になぞらえた表現です。備考
「知らぬが仏」と近い意味。恋愛・人間関係・裏事情など、知ると気が重くなる場面で、あえて深入りしないほうがよいという含みで使われることが多い。例文
- 彼の欠点をいちいち探すより、見ぬが仏で付き合ったほうが楽だ。
- 元恋人のSNSは見れば落ち込むだけだから、見ぬが仏だと思っている。
- 旅行前に悪い口コミばかり読むと不安になるので、ある程度は見ぬが仏だ。
- 会社の裏事情を知りすぎると働きにくくなることもあり、見ぬが仏という面がある。
- 子どもが準備しているサプライズは、完成するまで見ぬが仏で待とう。
類義語
- 知らぬが仏
- 聞かぬが花
- 見ぬうちが花
対義語
- 百聞は一見に如かず
- 論より証拠