覆水盆に返らず
読み方
ふくすいぼんにかえらず
意味
一度起きてしまったこと、してしまったことは元どおりには戻せず、取り返しがつかないというたとえ。
由来
中国の故事に由来するとされる。こぼれた水は盆に戻せないことから、過ぎた事は取り返せない意を表す。成立年代は明確でない(古くから漢籍に見えるとされる)。
備考
後悔や不可逆性を強調する表現。やや硬い言い方で、文章語・改まった場面でも用いられる。誤りの指摘より「もう戻らない」状況説明に適する。
例文
- 秘密を口にしてしまった以上、覆水盆に返らずだ。
- 契約を破棄してから慌てても、覆水盆に返らずだよ。
- 送信ボタンを押した瞬間、覆水盆に返らずだと気づいた。
- 失言で信頼を失った。まさに覆水盆に返らずだ。
- 一度決めた退職を撤回したくても、覆水盆に返らずの場合がある。
類義語
- 後悔先に立たず
- 落花枝に返らず
- 一度出た言葉は取り消せない
- 一度したことは取り返しがつかない
対義語
- 覆水盆に返る
- やり直しがきく
- 後悔先に立つ(※反意ではなく注意喚起寄り)