血は水よりも濃い
読み方
ちはみずよりもこい
意味
血縁関係は、他人との関係よりも結びつきが強く、困ったときなどに身内同士は助け合いやすいという意味。家族・親族の情や影響力は強く、利害や立場が違っても最終的には身内を優先しがちだ、という含みで用いられることもある。
由来
英語のことわざ「Blood is thicker than water」の直訳として広まった表現とされる。日本での定着時期は明確ではないが、近代以降(明治~昭和期)に翻訳語として一般化したといわれる。原型の成立年代は諸説あり、正確な年代は不詳。
備考
血縁の強さを肯定的にも皮肉にも言える。職場や政治など「身内びいき」を批判する文脈でも使われる。直訳由来のため、和語の古いことわざよりやや近代的な響きがある。
例文
- 結局、彼は友人よりも兄をかばった。血は水よりも濃いということだ。
- 相続の話になると親族がまとまるのは、血は水よりも濃いからだろう。
- あれだけ反発していたのに、最後は実家に戻った。血は水よりも濃いね。
- 会社では公平を装っていても、身内を優遇する人を見ると血は水よりも濃いと思う。
- 困ったときに助けてくれたのは親戚だった。血は水よりも濃いと実感した。
類義語
- 血は争えない
- 血縁は他人に勝る
- 血筋は隠せない
対義語
- 他人は他人
- 義理より情より理
- 公私混同しない