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蜀犬日に吠ゆ

読み方

しょくけん ひに ほゆ

意味

見聞の狭い人や世間知らずの人が、自分の知らない珍しい物事に出会うと、不思議がったり大騒ぎしたりすることのたとえ。めったに見ないものを異常なものとして受け取る、視野の狭さを戒める言葉。

由来

中国の故事に由来する。蜀(現在の四川省一帯)は山が多く霧や曇天が多いため、犬が太陽を見る機会が少なく、たまに日が差すと驚いて吠えるとされた。唐代の文人・柳宗元(773〜819)の文章「答韋中立論師道書」に見える「蜀犬吠日」がもとで、日本に伝わった時期の詳細は不明。

備考

古風で硬い表現。日常会話より文章・評論で用いられる。相手の無知や見識の狭さを批判する語なので、直接人に言うと失礼になりやすい。

例文

  • 海外の習慣を少し見ただけで非常識だと騒ぐのは、まさに蜀犬日に吠ゆだ。
  • 新しい技術を知らないだけで危険だと決めつける上司の反応は、蜀犬日に吠ゆと言われても仕方がない。
  • 都会の生活を初めて見て大げさに驚く彼を、友人は蜀犬日に吠ゆだとからかった。
  • 異文化を理解せずに笑いものにする態度は、蜀犬日に吠ゆのそしりを免れない。
  • 珍しい研究分野だからといって怪しいと騒ぐのは、蜀犬日に吠ゆで、まず内容を知るべきだ。

類義語

  • 蜀犬吠日
  • 越犬雪に吠ゆ
  • 粤犬雪に吠ゆ
  • 少見多怪
  • 遼東の豕
  • 井の中の蛙大海を知らず

対義語

  • 門前の小僧習わぬ経を読む
  • 習うより慣れよ

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