蛇は寸にして人を呑む
読み方
じゃ は すん にして ひと を のむ意味
蛇はわずか一寸ほどの小さなころから、人を呑み込もうとするほどの気概や恐ろしさを備えている、という意味。転じて、非凡な人物は幼いころから大きな志や並外れた素質を示すことのたとえ。由来
「寸」は約三センチを表す長さの単位。小さな蛇でも大きな獲物を呑もうとする性質があるという比喩から生まれた成句。中国由来の漢文調表現とされるが、具体的な典拠や成立年は未詳。日本では近世、江戸時代ごろからことわざとして用例が見られる。備考
人の才能や大志をほめる文脈で使うが、「人を呑む」は威圧的な響きもあるため、相手に直接言う場合は注意。古風で硬い表現。例文
- 彼は小学生のころから会社を作ると言っていた。まさに蛇は寸にして人を呑むだ。
- 新人とは思えない交渉力を見せる彼女には、蛇は寸にして人を呑むという言葉がぴったりだ。
- 幼いころから大人顔負けの研究をしていた彼は、蛇は寸にして人を呑むような人物だった。
- あの投手は中学時代からプロを圧倒する球を投げていた。蛇は寸にして人を呑むとはこのことだ。
- 小さな店から世界進出を語っていた創業者を、周囲は蛇は寸にして人を呑むと評した。
類義語
- 栴檀は双葉より芳し
- 実のなる木は花から知れる
- 竜の子は小さき時より竜
- 大器は幼にして異なり
対義語
- 栴檀は双葉より芳し(意味の反対ではなく、同系のため該当せず)