虎穴に入らずんば虎子を得ず
読み方
こけつにいらずんばこじをえず
意味
大きな成果や貴重なものを手に入れるには、それ相応の危険や困難に身を投じ、思い切って行動しなければならないというたとえ。安全圏にいては重要な成果は得られない、という教え。
由来
中国の故事に由来することわざ。後漢の史書『後漢書』に見える「不入虎穴、不得虎子(虎の穴に入らなければ虎の子は得られない)」が原型とされ、日本には漢籍の受容を通じて伝わった。日本での定着時期の正確な年代は不明。
備考
「んば」は古い仮定表現で、硬い・格言的な響き。大きな挑戦を促す文脈で用いるが、無謀を正当化する言い訳としては不適切。
例文
- 起業して市場を切り開くには、虎穴に入らずんば虎子を得ずの覚悟が必要だ。
- 留学は不安もあるが、虎穴に入らずんば虎子を得ずだと思って申し込んだ。
- 新規案件はリスクが高いが、虎穴に入らずんば虎子を得ずで挑戦してみよう。
- 彼は失敗を恐れて動かない。虎穴に入らずんば虎子を得ずと言うのに。
- 研究テーマを変えるのは賭けだが、虎穴に入らずんば虎子を得ずで方向転換した。
類義語
- 虎穴に入らずんば虎児を得ず
- 危険を冒さねば成功は得られない
- 当たって砕けろ
- 虎の子を得るには虎穴へ入れ
対義語
- 虎口を逃れて竜穴に入る
- 石橋を叩いて渡る