落花情あれども流水意なし
読み方
らっか じょう あれども りゅうすい い なし意味
一方には相手を思う気持ちや働きかける意志があるのに、相手にはそれに応じる気持ちがないこと。特に、男女の片思いや、こちらの好意・熱意が相手に通じない状況のたとえ。由来
中国の成句「落花有意、流水無情」に由来する。散る花が流れる水に従いたいと思っても、水のほうには花を受け入れる心がない、という自然の情景を男女関係に見立てたもの。類句「落花有意随流水、流水無心恋落花」は宋代ごろの禅林文献に見えるとされるが、成立年・原典は諸説あり確定しない。日本では漢詩文・漢籍由来の表現として受容され、ことわざとして定着した。備考
漢文調で文語的な表現。日常会話では硬いが、恋愛の片思いだけでなく、交渉・提案など一方の熱意が相手に通じない場面にも使える。例文
- 彼女は何度も食事に誘ったが、彼は友人以上には考えておらず、落花情あれども流水意なしだった。
- こちらは共同開発に強い関心を示しているのに、先方は返事を濁すばかりで、落花情あれども流水意なしという感じだ。
- ファンは復帰を願っているが、本人はすでに引退を決めていて、落花情あれども流水意なしである。
- 彼の熱心なアプローチにも、彼女はまったく心を動かされず、まさに落花情あれども流水意なしだった。
- 地方自治体は企業誘致に力を入れているが、企業側に移転の意思がなければ、落花情あれども流水意なしに終わってしまう。
類義語
- 片思い
- 片恋
- 磯の鮑の片思い
- 一方通行の恋
- 落花有意流水無情
対義語
- 相思相愛
- 両思い
- 魚心あれば水心
- 落花流水の情