苦しい時の神頼み
読み方
くるしいときのかみだのみ
意味
普段は神仏に頼らない人でも、苦しい状況や困難に直面すると、急に神仏にすがって助けを求めること。また、切羽詰まったときに、手段を選ばず最後の頼みとして祈願することを皮肉・揶揄をこめていう。
由来
神仏への信仰が生活に根付いていた時代から、平常時は信心が薄いのに、災難や病気などの非常時だけ参詣・祈願する人々の姿を言い表したもの。特定の成立年は不明だが、近世(江戸時代)には同趣旨の言い回しが広く用いられていたとされる。
備考
皮肉や自嘲のニュアンスで使われやすい。神仏への信仰そのものを否定する語ではなく、「都合のよい時だけ頼る」態度を指す。口語でよく用いる。
例文
- 普段は無宗教だと言っているのに、入試前になると苦しい時の神頼みで神社に通っている。
- 締め切り前にデータが飛んで、苦しい時の神頼みで復旧ソフトに賭けた。
- 病気が長引くと、苦しい時の神頼みでお守りを買ってしまう。
- 売上が落ち込んだ途端、苦しい時の神頼みで占いにまで頼るのはどうかと思う。
- 最後は自分でやるしかないが、苦しい時の神頼みで一応祈っておいた。
類義語
- 困った時の神頼み
- 背に腹は代えられぬ
- 藁にもすがる思い
対義語
- 人事を尽くして天命を待つ
- 自力更生