腹の立つ事は明日言え
読み方
はら の たつ こと は あす いえ意味
腹が立つようなことがあっても、その場の勢いで言い返したり抗議したりせず、一晩置いて冷静になってから言いなさい、という戒め。怒りに任せた言葉は失敗や後悔を招きやすいので、時間をおいて判断するのがよいという意味。由来
正確な初出や成立年は不明。日本で古くから伝えられてきた処世訓・戒めのことわざで、怒りを抑え、時間を置いてから発言すべきだという生活上の知恵を表す。近世以降の口承的な教訓として広まったと考えられるが、特定の故事に由来するものではない。備考
怒りの場面で使う教訓的な表現。「事」は仮名で「こと」と書くことも多い。実際に翌日でなくても、時間を置いて冷静になれという意味。例文
- 上司に理不尽なことを言われて悔しかったが、腹の立つ事は明日言えと思い、その日は返事を控えた。
- 友人にすぐ反論したくなったが、腹の立つ事は明日言えというから、まず気持ちを落ち着けることにした。
- 怒ったままメールを書くときつい表現になるので、腹の立つ事は明日言えの精神で下書きだけ保存した。
- 会議で批判されて腹が立ったが、腹の立つ事は明日言えと自分に言い聞かせ、翌日に冷静に話し合った。
- 夫婦げんかになりそうなときほど、腹の立つ事は明日言えを思い出すと無用な一言を避けられる。
類義語
- 短気は損気
- 怒りは敵と思え
- 堪忍は一生の宝
- 腹が立ったら十数えよ
対義語
- 売り言葉に買い言葉
- 鉄は熱いうちに打て
- 善は急げ