腐っても鯛
読み方
くさってもたい
意味
腐っても鯛は鯛であるように、どんなに落ちぶれたり価値が下がったように見えても、もともと優れたもの・地位の高いものは本質的な価値や格を失わない、というたとえ。
由来
「鯛」は古くから祝い事や贈答に用いられる高級魚で、代表的な「めでたい」魚とされてきた。たとえ腐って食べられなくなっても、他の魚より格が高いという発想から生まれたことわざ。成立年代は明確ではない(江戸期以前からの価値観に基づくとされるが、正確な初出は不詳)。
備考
対象は「元々優れているもの・人」。腐敗を連想させるため、相手や場面によっては失礼に響くことがある。皮肉や慰めとしても用いられる。
例文
- 名門校は今は低迷しているが、腐っても鯛で、基礎力はやはり高い。
- 彼は失敗続きでも、腐っても鯛だよ。実力は本物だ。
- 古いブランドでも腐っても鯛で、作りの良さは残っている。
- 引退したとはいえ腐っても鯛、元チャンピオンの貫禄がある。
- この会社は業績不振でも腐っても鯛で、人材の層は厚い。
類義語
- 瘦せても枯れても
- 落ちても鯛
- さすがは(やはり)
対義語
- 雀百まで踊り忘れず(※対義というより性質が異なる)
- 元の木阿弥
- 見る影もない