習わぬ経は読めぬ
読み方
ならわぬ きょう は よめぬ意味
学んだことのない経は読めないように、知識や技術は、教わったり学んだりしなければ身につかず、実際に行うことはできないということ。物事には準備や学習が必要だという戒め。由来
仏教の経文は、漢字の読み方や節回しを師から習わなければ唱えられないことに由来する。正確な初出年は不明だが、寺院文化が庶民にも身近になった近世、特に江戸時代ごろには広く用いられたと考えられる。備考
「門前の小僧習わぬ経を読む」と対になる発想。こちらは自然習得よりも、学習・訓練の必要性を強調する場面で使う。例文
- いきなり専門書を翻訳しろと言われても、習わぬ経は読めぬで、まず基礎を学ぶ必要がある。
- 新人に複雑な会計処理を任せるなら、研修をしなければならない。習わぬ経は読めぬというものだ。
- プログラミングを一度も学んでいないのにアプリを作れと言われても、習わぬ経は読めぬ。
- 茶道の作法は見よう見まねだけでは難しい。習わぬ経は読めぬから、先生について稽古したい。
- 彼を責める前に、やり方を教えたのか確認すべきだ。習わぬ経は読めぬのだから。
類義語
- 習わざれば成らず
- 学ばざれば成らず
- 芸は道によって賢し
対義語
- 門前の小僧習わぬ経を読む
- 習うより慣れよ