義理と褌欠かされぬ
読み方
ぎり と ふんどし かかされぬ意味
人付き合いにおける義理は、昔の男性にとっての褌のように、どんな事情があっても欠かすことができない大切なものだという意味。世話になった相手への礼、付き合い上の約束、社会的な務めを軽んじてはいけないという教え。由来
正確な初出や成立年は不明。褌が男性の日常の必需品であった江戸時代ごろの庶民生活を背景に生まれた言い回しとされる。生活に不可欠な褌に、共同体での人間関係を保つため不可欠とされた「義理」を重ねたもの。備考
やや古風で男性中心的な比喩を含むため、現代の日常会話では多用されない。冗談めかして、または年配者の口調として使われやすい。例文
- 忙しいのは分かるが、恩人の葬儀には顔を出すべきだ。義理と褌欠かされぬというものだ。
- 取引先の創業記念式典には、社長自ら出席した。義理と褌欠かされぬと考えたからだ。
- 昔気質の祖父は、盆暮れの挨拶を欠かさず、義理と褌欠かされぬとよく言っていた。
- 友人の頼みを断りにくいが、以前助けてもらった以上、義理と褌欠かされぬと思って手伝うことにした。
- 地域の祭りの寄付は少額でも続けている。義理と褌欠かされぬで、付き合いを大事にしたいからだ。
類義語
- 義理は欠かせぬ
- 義理を欠いてはならぬ
- 義理人情を重んじる
対義語
- 義理を欠く
- 不義理をする
- 恩を仇で返す