義を見てせざるは勇なきなり
読み方
ぎ を みて せざる は ゆう なき なり意味
人として正しいと分かっていること、道義上すべきことを目の前にしながら実行しないのは、勇気がないからだという意味。正義や善行を知るだけでなく、恐れず行動に移すべきだという戒め。由来
中国の儒教経典『論語』為政篇の「見義不為、無勇也」に由来する。孔子の言葉とされ、『論語』は孔子没後、弟子たちにより戦国時代前期ごろ(紀元前5〜4世紀頃)に編纂されたとされる。日本では漢文訓読により広まった。備考
やや硬い文語表現で、日常会話より訓示・スピーチ・文章で使われる。「勇無きなり」と書くことも多い。無謀を勧める語ではなく、道義的責任を説く語。例文
- 困っている同僚に気づいて何もしないのは、「義を見てせざるは勇なきなり」だよ。
- 不正を知った以上、義を見てせざるは勇なきなりと思い、上司に報告した。
- いじめを止めるのは怖かったが、義を見てせざるは勇なきなりと自分に言い聞かせた。
- 彼は道に倒れた人を見てすぐ救急車を呼んだ。義を見てせざるは勇なきなりの精神で行動したのだ。
- 会議で問題点を指摘するのは勇気がいるが、義を見てせざるは勇なきなりと考えて発言した。
類義語
- 義を見て為ざるは勇無きなり
- 見義不為は勇無きなり
- 見義勇為
対義語
- 事なかれ主義
- 見て見ぬふり
- 触らぬ神に祟りなし
- 長い物には巻かれろ