糠に釘
読み方
ぬかにくぎ
意味
糠(ぬか)のように柔らかく手応えのないものに釘を打っても効き目がないことから、相手に言っても全く反応がない、手応えがない、効果がないことのたとえ。忠告や説得が通じない場合にもいう。
由来
糠は米の外皮で、ふわふわして釘が固定できないことから生まれた比喩表現。いつ頃成立したかは明確でないが、江戸時代には同趣旨の「糠に鉄砲」などが用いられており、近世以降に定着したと考えられる。
備考
相手の無反応さ・効果のなさを嘆く言い方で、やや否定的。人を直接評する際は失礼になり得る。「糠に鉄砲」「暖簾に腕押し」と近い。
例文
- 何度注意しても聞く耳を持たず、まさに糠に釘だ。
- 彼に説明しても糠に釘で、会議が前に進まない。
- あの上司は部下の意見に糠に釘で、反応が薄い。
- 謝っても糠に釘のように相手の表情が変わらなかった。
- 無理に説得しても糠に釘だから、別の方法を考えよう。
類義語
- 糠に鉄砲
- 暖簾に腕押し
- 豆腐に鎹
- 馬の耳に念仏
- 柳に風
対義語
- 一を聞いて十を知る
- 言えば響く