禍福は糾える縄の如し
読み方
かふく は あざなえる なわ の ごとし意味
幸福と不幸は、縄をより合わせるように表裏一体で入り混じり、人生の中で交互に訪れるということ。今の不運がいつまでも続くとは限らず、逆に幸運の最中にも油断はできない、という戒めや慰めとして使う。由来
中国前漢の文人・賈誼(かぎ)の『鵩鳥賦(ふくちょうふ)』(紀元前2世紀、前170年ごろとされる)に見える、「禍と福とは、より合わせた縄のようなものだ」という趣旨の句に由来するとされる。日本には漢籍の受容とともに伝わり、ことわざとして定着した正確な時期は不明。備考
「糾える」は「より合わせる」の意。やや古風で文章語的な言い回しで、会話より文章・スピーチで見かけやすい。励ましにも戒めにも使う。例文
- 失業したときはつらかったが、その後に転職先で才能を生かせた。まさに禍福は糾える縄の如しだ。
- 優勝を逃した悔しさがあったからこそ練習に身が入り、翌年は頂点に立てた。禍福は糾える縄の如しである。
- 昇進して喜んでいたら責任も一気に増えたので、禍福は糾える縄の如しを実感した。
- 大病をきっかけに生活習慣を改め、以前より健康になったと聞くと、禍福は糾える縄の如しと思わされる。
- 人生には浮き沈みがあるのだから、禍福は糾える縄の如しと考えて、一時の不運にくよくよしないようにしたい。
類義語
- 塞翁が馬
- 沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり
- 楽あれば苦あり
- 苦あれば楽あり
- 山あれば谷あり