石を投げて玉を引く
読み方
いし を なげて たま を ひく意味
価値の低いものや自分の拙い意見・作品を差し出して、価値の高いものや相手の優れた意見・作品を引き出すこと。少ない元手で大きな利益を得るたとえにも用いられる。由来
中国の故事成語「投石引玉」に由来する。価値の低い石を投げて、貴重な玉を誘い出す意。類義の「抛磚引玉」は宋代(11世紀初頭)の仏教書『景徳伝灯録』などに見えるが、この表現の正確な成立年は不詳。備考
やや古風で硬い表現。謙遜して自分の意見や作品を「石」と呼ぶ場合にも使うが、金銭的利益の意味では「海老で鯛を釣る」の方が一般的。例文
- 会議であえて未完成の案を出したのは、石を投げて玉を引くためだった。
- 彼の短いコメントが呼び水となり、専門家の詳しい解説が出た。まさに石を投げて玉を引くである。
- 安い試供品を配って大口契約につなげるとは、石を投げて玉を引く商法だ。
- 私の拙い俳句を披露したところ、先生が見事な添削をしてくれた。石を投げて玉を引いた形だ。
- 少額の寄付が多くの支援を呼び込んだのは、石を投げて玉を引く好例だ。
類義語
- 海老で鯛を釣る
- 投石引玉
- 抛磚引玉
- わらしべ長者
対義語
- 骨折り損のくたびれ儲け
- 労多くして功少なし
- 海老で鯛を釣り損なう