知らぬ顔の半兵衛
読み方
しらぬ かお の はんべえ意味
悪いことや都合の悪いことを知っているのに、まるで関係がないかのように、何も知らないふりをすること。また、そのようにとぼけた態度をとる人をいう。責任逃れや無関心を、あきれや非難の気持ちを込めて表すことが多い。由来
語源ははっきりしないが、成立時期は未詳で、少なくとも江戸時代(17〜19世紀)には使われていたとされる。「半兵衛」は当時ありふれた男性名で、特定の人物ではなく、どこにでもいる男を俗っぽく表す名として添えられたと考えられる。備考
ややくだけた、皮肉のこもる言い方。人の無責任さや、とぼけた態度を非難していうことが多い。会話でも文章でも使うが、やや古風な響きがある。例文
- 自分で書類をなくしたのに、彼は上司の前で知らぬ顔の半兵衛を決め込んだ。
- みんな事情を知っているのに、当の本人だけが知らぬ顔の半兵衛では困る。
- 失敗の原因を作った人が知らぬ顔の半兵衛をしていて、会議は重い空気になった。
- 弟はこっそりお菓子を食べたくせに、知らぬ顔の半兵衛でテレビを見ていた。
- 問題が起きたときに知らぬ顔の半兵衛をするようでは、周囲の信頼を失ってしまう。
類義語
- 素知らぬ顔をする
- しらを切る
- 知らぬ存ぜぬ
- とぼける
対義語
- 白状する
- 認める
- 打ち明ける
- 腹を割って話す