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目で目は見えぬ

読み方

めで めは みえぬ

意味

自分の目で自分の目そのものを見ることはできないように、人は自分自身の欠点や置かれた状況を客観的に見つめることが難しい、というたとえ。自己反省や第三者の意見の大切さを示す。

由来

正確な成立時期は不明。自分の身体器官でその器官自体は直接見られないという身近な事実をたとえにした古い教訓で、江戸期以前から類似の表現が用いられたと考えられる。中国古典由来の「目は毫毛を見るも睫を見ず」とも発想が近い。

備考

やや古風な表現。日常会話より文章・説教・教訓的な場面で使われやすい。自戒の意味で用いると自然。

例文

  • 彼は部下の失敗には厳しいが、自分の遅刻には甘い。まさに目で目は見えぬだ。
  • 自分では完璧な企画書だと思っていたが、同僚に見てもらって誤りに気づいた。目で目は見えぬものだ。
  • 経営者こそ外部の意見を聞くべきだ。目で目は見えぬというから、独りよがりは危ない。
  • 人の欠点を指摘する前に、自分も同じことをしていないか考えたい。目で目は見えぬのだから。
  • 先生は『目で目は見えぬ。だから友人の助言を素直に聞きなさい』と話した。

類義語

  • 目は毫毛を見るも睫を見ず
  • 灯台下暗し
  • 我が身の上は見えぬ
  • 人の七難より我が十難

対義語

  • 己を知る
  • 我が身を省みる

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