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盗人を捕らえて見れば我が子なり

読み方

ぬすびと を とらえて みれば わがこ なり

意味

悪事や失敗の犯人を追及してみたら、実は自分の身内や関係者だったということ。転じて、他人を責めたり疑ったりする前に、自分の側にも原因や責任がないか確かめるべきだ、という戒めを表す。

由来

正確な初出や成立年は不詳。盗人を捕まえて正体を確かめたところ自分の子だった、という比喩的な場面から生まれたことわざ。近世、特に江戸時代(17〜19世紀ごろ)の口承的な教訓表現として広まったと考えられる。

備考

やや古風で硬い表現。日常会話よりも、教訓的・皮肉的に状況を評する文脈で使われる。「自分側の落ち度」を示す点が中心。

例文

  • 部下のミスだと決めつけて調べたら、自分の指示書が間違っていた。まさに盗人を捕らえて見れば我が子なりだ。
  • 学校の備品を壊した生徒を探していたら、先生の不注意が原因だったとは、盗人を捕らえて見れば我が子なりだね。
  • 隣家を疑っていた騒音の原因が自分の家の洗濯機だったと分かり、盗人を捕らえて見れば我が子なりの気分になった。
  • 不正アクセスだと騒いで調査した結果、社内の設定ミスだった。盗人を捕らえて見れば我が子なりで、まず内側を確認すべきだった。
  • 地域の迷惑行為を外部の人のせいにしていたが、実際は町内の若者だった。盗人を捕らえて見れば我が子なりとはこのことだ。

類義語

  • 人の振り見て我が振り直せ
  • 我が身をつねって人の痛さを知れ
  • 人を責むるは易く己を責むるは難し

対義語

  • 灯台下暗し
  • 身から出た錆

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