盗人にも三分の理
読み方
ぬすびと にも さんぶ の り意味
全面的に悪いと思われる人にも、まったく言い分がないわけではなく、少しはもっともな事情や理屈があるということ。相手が悪人でも一方的に決めつけず、事情を聞いて判断すべきだという意味で使う。由来
明確な初出は不詳です。ただし江戸時代(17〜19世紀)には「いろはかるた」に収められ、広く知られていました。「三分」は十分の三、転じて「少しは」の意で、盗人のような悪人にも多少の理屈や言い分はあるという発想から生まれた表現です。備考
悪事を正当化する言葉ではなく、相手が悪く見えても事情を聞くべきだという戒め。やや古風だが、議論や裁判の文脈でも使われる。例文
- 彼のしたことは許されないが、盗人にも三分の理で、会社の管理体制にも問題があった。
- 子どものけんかでも、盗人にも三分の理と思って、まずは両方の話を聞くべきだ。
- 裁判では、盗人にも三分の理という考え方から、被告の主張も丁寧に検討される。
- SNSで一方的に非難する前に、盗人にも三分の理で、相手の事情を確かめたほうがいい。
- 彼を責める声は多いが、盗人にも三分の理で、そうせざるを得なかった背景もある。
類義語
- 悪人にも三分の理
- 一理ある
対義語
- 問答無用
- 弁解無用